映画主題歌の話を頂いたのは初めてで、始終わくわくしつつの制作でした。
探偵映画と聞き、70年代ブラックムービーの代表格「シャフト/黒いジャガー」のような泥臭くもリッチ&ファンキーな映画の幕開けを音楽で演出できたら素敵だな、と感じたのをとっかかりに、最終的には懐かしむだけなく今っぽい音色や遊び心の詰まった楽曲を目指しました。
歌詞は、個人的には映画最大の魅力に感じた「一見ドライな性格の主人公がクールに染まりきれない優しさ・甘さ」をテーマに、都会の夜を照らす滲んだような街灯をモチーフに書きました。主演の廣瀬さんはミュージカルや録音も経験されるだけあって、録音当日は驚くほど堂々たる歌いぶりでした。誠実でチャーミングな印象が楽曲にもぴったりな方で、今回歌ってもらえたことを嬉しく思います。
TAMTAM クロ(Vo.)
今回は探偵の役ですが、アクションもあり武器には「ブルウィップ」と呼ばれる鞭を使います。
そして今作では主題歌も歌わせて頂いてます。主演で主題歌まで歌うという大役に戸惑いもありましたが、作品をより一層盛り上げることができたらと思い、大事に歌わせて頂きました! 個性豊かなキャラクターたちが物語を彩り、気になる要素がたくさん詰まった作品になったと思うので、楽しみにして頂けたらと思います。